2007年09月30日

アンチ柴田理恵宣言

記事のカテゴリは書店店員ですが、今日はレンタルを扱う店の社員として一言。

事前に申し上げておきますが、柴田理恵ファンの方や、消費者の権利を声高に叫ぶタイプの方は、以下の記事に気分を害する可能性がございますことをご承知おきください。
また、TV関連に造詣の深い記事を多数執筆する某マイミク(引き合いに出すのも申し訳ない話ですが…)ほどには中立性や公正さを保てないかもしれませんが、それも含めて私の意見としてご覧いただければ幸いです。

さて、前置きが長くなりましたが。
29日の23時過ぎに、テレビの前を通りがかったら、ちょうど柴田理恵氏が、ビデオレンタル店でこんな不愉快な目にあったという話をしていました。

まとめると、
・新しく会員になるために身分証明書は保険証でもよいか、事前に電話して、よいとの返答を得た。
・実際に店頭に行くと、保険証には写真がついていないからという理由で入会を断られた。
・自分はTVにも出演していて、周りの客に聞いても柴田理恵本人だということはわかるはずだと主張するも、店員に断られ、しかもその後は何を言っても無視された。

ここで、番組では、芸能人は顔が証明書かどうかというアンケートをとって、その結果は「芸能人だからといって特別扱いはできない」という話に。
まぁ、芸能人の知名度をどこで線引きするかみたいな話にもなりかねませんからねぇ(余談)。
で、それでは収まらない柴田氏は、改めて、電話との食い違いもあるのだから店員は融通をきかせるべきだったということで再度アンケートをとると、かなりの割合でその意見を支持。
番組は、そのまま次の話題に進んでしまったのですが、ちょっと待てよと。

柴田氏の「こんな不愉快な目にあった」というのは、そもそもは電話で聞いた話と実際の応対が食い違っている、ということだったはず。
なので、店または店員の落ち度は、誤った情報を電話で伝えてしまったことへの謝罪がなく、その後の説明責任を果たさない態度をとったということで、そこで会員になれるかというのは別問題でしょう。
もともとレンタルの会員になるというのは、店の用意した規約に双方が合意して、それに則って取引を行うというもの。
だというのに、写真ナシでも認めろと主張した時点で、写真が必要だというその店の規約に従う意志がないと表明しているのに等しいこと。
これでは、店としてもその後安心して貸出ができるかどうか不安になります。
しかも、誤った情報を発した店員に、さらに規約を曲げてまで対応するというような「融通」を求めるのは、誤った行動をさらに誤りで穴埋めさせるというような話で、むしろ店員の一存で規約がコロコロ変わるような店は信用できるのか、という話になってきますよね?
さらに言うなら、規約なんて建て前でしょ?と思う向きもいらっしゃるかとは思いますが、その建て前を尊重できるのが、法治国家に暮らすまっとうな社会人ではないかと思うわけで…

つまり、最初に問題を起こした責任は店にあるものの、不愉快だという感情の穴埋めに店のシステムそのものを覆そうというのはいささか不見識だという感想を抱いてしまいます。
まぁ、不愉快だという気持ちには共感しなくもないんですが(レンタル店の立場からも、事実なら店員の態度がマズかったんじゃないかとは思うし)、そこで不信感を抱いて店を出るのではなく、店頭でゴネたことを番組の企画とはいえ公共の電波で言ってしまうあたりは、いかがなものかと。
そう考えると、本人に対する印象や品格はともかく、誤った情報で無駄足を踏まされたことに対して十分な謝罪が得られなかったとして、金銭的な価値にに換算しうる補償をもとめる方が、まだ筋が通っているんじゃないかと(方法を間違えれば恐喝に発展しますが…)。

店の側にとっては、クレームは店舗改善の最高のきっかけだとよく言われますが、今回の事例からレンタル店が得られる教訓は、店員の電話応対できちんと正しい情報を伝えられるようにシステムへの周知徹底をはかることでサービスの質的向上を目指す。あるいは、この問題を契機に今後の入会手続きを考えるということくらい。
つまり、全体へのサービス向上に繋がるクレームは耳に痛くてもありがたいものですが、自分ひとりを他人よりも特別扱いしろという主張は、タダのゴネ得狙いにしかなりませんよね?

って、まぁ、ここまで書いておいて自分の話を覆しちゃいますが、別に誰かに強制されたわけじゃなし、そんな自分の価値観に合わない番組観て勝手に騒いでんなよと、それだけの話なんですけどね。
自分の不愉快な感情をwwwを使って(略
まぁ、ここでTV業界なり柴田氏なりに謝罪しろとかゴネないってだけ、スタンスが違うということで(言い訳)。

ちなみに。
私の職場では、写真のない保険証でもレンタルご入会可能でございます。
ご入会ご更新のさいの保証料は無料、さらにDVDかCDアルバム1枚、またはマキシかコミックなら3点の無料貸出もいたしますので、ぜひご入会していただけますよう、スタッフ一同お待ち申し上げております。
…と、私の職場を知っているリアル知り合いにオモムロにセールストークをしてみるテスト(苦笑)。

ってか、明日も忙しいんだから、こんな話携帯からだらだら書いてねぇでさっさと寝ろと>自分
posted by 稲月和泉 at 01:16| Comment(3) | TrackBack(0) | 書店店員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご指名されたので登場です。

さて、今回の件について…番組を視聴していないので何とも言い難いですが、
おそらく同じような印象を持ってしまうと思います。

ポイントは「店員の態度」と「柴田理恵の態度」の情報が本当に正しいのかどうか。
客側の意見しか提示されない状況で多数決を取ること自体大問題ですし、
そもそも本当に「保険証だけで良い」と言われたのかどうかが疑問です。

確かに保険証も身分証明能力を持っていますが、
ほとんどのお店では「公共料金の領収書」を同時に提示することをお願いしているはず。
この2つが同時に存在することで初めて証明できますからね。
もし「保険証と領収書をお持ち下さい」と店員が言っていたとしたら、
非は100%柴田理恵の方にあるわけで…。

まぁ、所詮はこんなクレームを取り上げてしまうような番組だったのでしょうけど、
せめて「芸能人の特別扱い投票」だけで映像を終わらせるべきでしたね。
「融通をきかせるべき投票」は明らかに蛇足です。
Posted by 雅版 at 2007年09月30日 09:13
私もその番組ちらっとみましたよ。
最後は石原まりこがでてきて女性週刊誌にあることないこと書かれて、傷つけられた!見たいな内容です。

「何様?」です。。


いなっきぃさんの素敵なセールストークに乾杯w
Posted by kawase at 2007年09月30日 21:33
なんというか、勝手にイラついてる記事にコメントありがとうございます(苦笑)。

>雅版さん
そうそう、公共料金の領収書も重要ですよね。
ちなみに、私の職場では、本人証明書類と現住所が異なる場合は、「ご本人宛の郵便物」を持参いただいております。
そういった意味では、かなりユルい条件ですよね。

>kawaseさん
うぅん、最後まで番組見てなくてよかった(苦笑)。
Posted by 稲月和泉 at 2007年10月01日 23:16
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